HSK3級合格に必要な勉強時間は?50代は焦らず着実に積み上げを!

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こんにちは!ゆるチャイです。

初心者のHSK受験は、3級スタートを目指すといいですよ!という記事を書きました。

中国語を学習している方は多く、参考になる個人ブログもたくさんあります。
ブログを見ていると、皆さんHSKを受験しており、3級合格されている方は本当にたくさんいらっしゃいます。

勉強時間の記事もあり、参考までに見ていると「50時間で合格!」「1か月で合格!」など、かなり短時間の学習で合格されている様子。

HSK3級合格を目指していた当時「こんな短時間で合格なんて絶対無理」と思っていました。
実際HSK3級には合格しましたが、わたしの場合はそれなりに時間をかけています。

そもそもHSK3級に必要な勉強時間はどのくらいなのでしょうか。

そして、50代初心者が合格するまでの勉強時間は?

わたしの体験をもとに、書いていきますね!
いろんな人がいますが、焦らず着実に積み上げていくことがだいじなのは確かです!!

参考になればうれしいです。

目次

HSK3級のレベル

本題に入る前に、HSK3級のレベルについて簡単に説明します。

HSK公式サイトの説明は以下。基本的なコミュニケーションができるレベルと定義されています。

HSK3級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。
「中国語を使って、生活、学習、仕事等における基本的なコミュニケーションができる。中国旅行の時も大多数の場合において中国語で対応することができる」ことが求められます。

HSK公式サイト

これは求めるレベルがずいぶん高いなあという印象です。
あくまでもわたしの例ですが、実際4級合格しているものの、台湾旅行では中国語対応はおぼつかなかったですから。

実際に話すことと試験はまた別モノなので、「話す」レベルをHSK3級の語彙力と文法がスラスラ出てくるところまで引き上げられたら「そこそこ中国語が話せる人」扱いになるのでしょうか。

公式の目安は135時間

公式では、HSK3級の学習目安は以下のように記載されています。

600語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度前期履修程度の学習が目安とされています。

HSK公式サイト

大学の第二外国語における前期履修程度という表現がありますが、具体的にはどのくらいの時間を指すのでしょうか。

第二年度の前期履修程度ということは、2年の前期終了のレベルということになります。(要は1年半

まあまあの時間ですね。

ざっくり何時間くらいかというのは、週2コマの授業(大学の講義時間は90分が基本)を1年半履修するということになります。

1年は52週ですが、通学で考えるとぐっと少なくなる(30週くらい)ので、1年半で45週と考えて単純計算すると、3級の学習目安は以下になります。

45×3(90分を2コマで180分、180分は3時間)=135時間

135時間と聞くと相当長いなと感じますよね。これを1日1時間の勉強時間で考えると、だいたい4か月半となります。

1日1時間が取れない日もあるでしょうから、多めに見積もっても半年あればいける計算になりますね。初心者の学習目安としてはちょうどよいのではないでしょうか!

50代初心者の勉強時間は120時間

それでは、50代中国語初心者のわたしの体験をもとに、どのくらいの勉強時間で合格したかを書いていきます。

HSK1級を受験するまで約1か月なのですが、1日平均1時間ほど勉強をしていました。
当然ですが、この時間には最初の発音も入っています。

この時点で30時間勉強しています。

そこからさらに3か月経ったあとに3級を受験しました。このときも1日平均1時間。多いときで2時間は勉強しています。(隙間時間ができたらアプリを立ち上げて何かしら勉強していたのを覚えています)

というわけで、90日として90時間。

ということで、およそ120時間かけていた計算になります。

HSK公式に書かれていた学習時間の目安より若干少ないです。
ですが、漢字を勉強する時間は少なくてよいことを考えると、目安の時間通りと言ってもよいのではないでしょうか。

☆120時間の勉強方法などは、こちらの記事にまとめていますのでご参考ください!

50代になって1日1時間勉強するようになるなんて、思ってもみませんでした。
このときコツコツ積み上げていったおかげで、いまでも勉強は続けられています。
(学習進捗は足踏み状態ですがそれはさておき)

目標の8割合格

さて、じっくり120時間かけて勉強した成果はどのくらいだったのでしょうか。

HSKは6割取れば合格です。
3級から作文が入り、合計点が300点となります。
つまり、180点取れば合格。このことを知ったとき「結構ゆるいな」と思いました。

おそらくですが、6割合格は漢字文化圏以外の方が多いからなのでしょうね。
3級になると、覚える単語が増えます。ということは、その分漢字もおぼえないといけないわけですから。

正直漢字もしょっちゅう忘れている50代ですが、ギリギリ6割合格を狙うのではなく、ハードルを少し上げて240点以上取ることを目標としました。

結果は、目標に近い252点。
各セクションの点数を見ると、苦手のリスニング(听力)が割とできています。これは問題文が2回流れてくれたおかげでしょう。(3級まで2回流れます。4級からは1回)

それが証拠に、問題文1回の4級はリスニング64点でした・・・。リスニングは課題です。

まとめ

120時かけてじっくり勉強をした結果、50代の初心者でも8割以上でHSK3級を合格することができました。

HSK各級の合格は、中国語学習のひとつの目標です。
短時間で合格することが目標ではなく、日々の積み上げの結果を知るためのもの。

ゆっくりでいいんです!

最終的な目標を見失わないように、焦らず着実に学習を進めていきたいものです。
特に50代は無理せず、比べず、コツコツと。じっくり積み上げていきましょう。

若い人たちと比べると、学習曲線の伸びはゆるやかかもしれません。
それでもきっと、あるときから積み上げる力が加速していくはず。

次のレベルへじっくり駒を進めるイメージで、勉強を続けていきましょう!

それでは!

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